ケビン・バックランドとロッキー・スウィフト著
[東京 1月27日 ロイター] – 日本政府と米国政府による協調的な円購入への懸念が日本の通貨を押し上げているが、特に高市早苗首相が長期景気刺激策に基づいて中間選挙活動を行っていることから、実際の介入の影響は限定的である可能性があることを歴史が示唆している。
経済活性化というタカチ氏の使命を担う下院の採決が2週間以内に迫り、日本の当局者らは2024年7月以来となる市場参入を公然とほのめかしている。
今年の円の長期下落は、日本の財政健全性に対する市場の懸念の高まりを象徴するものとなった。持続的な下落は、通常であれば通貨の支援材料となる日本国債利回りが過去最高値に達したことを受けて起きている。
シンプレクス・アセット・マネジメントの東京拠点ファンドマネジャー、千葉俊信氏は「通貨は積極的に反応している」と述べ、高地氏が選挙で大勝し景気刺激策の拡大に努めれば、プラザ合意で大幅なドル安が認められた1年後の1986年以来初めて、円が1ドル=180円まで下落する可能性があると考えている。
多くの市場参加者と同様に、千葉氏もドル円水準が160円を超えた時点で介入の第1弾が発動されると予想しているが、「しかし財務省は市場にそれほど大きな影響を与えないだろう」としている。
それは「ほとんどの投資家が日本の財政管理を信頼していない」からだという。 「これはソブリン信用問題だ。」
日本の政府債務はすでにGDPの約230%に達しており、先進国の中で最も高い。
高地氏は現在、主な政敵たちとともに、年間約5兆円(323億6,000万ドル)の財源である食料品に対する消費税を停止すると約束したが、その不足分をどのように補うかについては明らかにしなかった。
先週、財政危機への懸念が最高潮に達し、長期国債利回りが過去最高値を記録する一方、株価は過去3カ月で最も深刻な下落に見舞われたが、そのすべてが円がユーロやスイスフランに対して記録的な安値を試す中だった。
自己強化的で資産クラス全体に広がる「日本売り」スタイルの市場敗走は、選挙に臨む高市氏にとって許容できるものではない。そのため金曜日、日銀のハト派的なシグナルにもかかわらずトレーダーらが円を降ろしたところ、日銀とニューヨーク連銀による金利調査の結果、通貨は突然上昇し、数時間後に再び上昇した。