ルーラ氏は、トランプ大統領が自身が提案する「平和理事会」で自分だけが管理できる「新しい国連」を模索していると非難した。
2025年10月26日、マレーシアのクアラルンプールで開催された第47回東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議の傍らで握手するドナルド・トランプ米国大統領とブラジルのルイス・イナシオ・ルーラ・ダシルバ大統領。写真:AFP
ブラジルのルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバ大統領は月曜日、ドナルド・トランプ米大統領に対し、「平和委員会」の活動をガザ地区に限定するよう要請した。ブラジル大統領によると、この要請は電話会談で行われ、首脳らはワシントンで会談することに同意したという。
物議を醸しているトランプ大統領の世界紛争解決機構への参加に招待されたルーラ氏は、「ガザ問題に限定し、パレスチナの議席を含める」ことを提案した。さらに「安全保障理事会の常任理事国拡大を含む国連の包括的改革」も求めた。
金曜日、80歳のルーラさんは、79歳のトランプ大統領が提案した「平和委員会」で「自分だけがボスである新しい国連」を創設しようとしていると非難した。当初はガザの復興を監督することを目的としていたが、理事会の憲章はその役割をパレスチナ領土に限定しておらず、国連に匹敵することを目指しているようだ。
フランスや英国など米国の伝統的な同盟国も懐疑的な姿勢を表明している。
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ルーラ氏とトランプ氏は10月の初公式会談以来数回接触しており、数カ月にわたる敵対関係を経てワシントンとブラジリアの関係改善が始まりつつある。
その結果、トランプ政権はブラジルに課せられている40%の関税からブラジルの主要輸出品を免除し、ブラジルのトップ判事に対する制裁を解除した。ルーラ氏とトランプ氏はベネズエラ情勢についても話し合い、ブラジル指導者は「地域の平和と安定」を呼びかけた。
ルーラ氏は今月初め、ニコラス・マドゥロ大統領追放を目的とした米国のベネズエラ攻撃は「容認できない限界」を超えていると述べた。
50分間の会談で「両大統領はルーラ大統領のワシントン訪問に同意した」。大統領は、今回の訪問は2月のルーラ氏のインドと韓国訪問に続くもので、日程は「すぐに」決まると述べた。
ベテラン左翼ルーラ氏はここ数日、ロシアのウラジーミル・プーチン氏や中国の習近平国家主席と電話で会談した。