リリア・セブイ
ロンドン:アラスカで一緒に立っているドナルド・トランプとウラジーミル・プーチンの写真が額装されてホワイトハウスに展示されている。
8月のアラスカ・サミットで撮影された米国とロシアの大統領の写真が、西棟と大統領官邸をつなぐパーム・ルームの壁に掛かっている。
その下には、同じサイズの金色のフレームに入った、トランプ大統領と孫娘の6歳のカロリーナ・ドロシー・トランプちゃんの写真が飾られている。
この写真は、トランプ大統領が8月に大統領執務室で記者団に見せたのと同じ写真とみられ、アンカレッジでの首脳会談後にプーチン大統領から送られたと述べた。
トランプ大統領は、2022年のロシアによるウクライナ侵攻以来、米露首脳の初の対面会談となった写真で、ロシア指導者は「いい表情」をしていると思うと述べた。
彼は当時こう言った、「私にとってはまあまあだけど、彼らにとっては良かった。だからそれが私に送られて本当に良かった。」同氏は写真に署名してプーチン大統領に送り返すつもりだと語った。
ホワイトハウスの壁を使用して、戦争犯罪で告発されたロシア指導者と並んで米国大統領の肖像画を展示するという決定は、広範な怒りを引き起こした。
情報委員会の一員である民主党のマーク・ワーナー上院議員(バージニア州)は、「プーチン大統領をアメリカ国民とその家族よりも優先している。ほとんど鼻につくものだ」と述べた。
一方、エストニア議会外交委員会のマルコ・ミケルセン委員長は、ロシア・ウクライナ戦争の早期終結の見通しに疑問を抱くことになるだろうと示唆した。
同氏は、「アメリカ大統領が21世紀最大の戦争犯罪人の肖像画をホワイトハウスの壁に飾るのがふさわしいと判断したのが本当なら、公正かつ永続的な平和が実現するのを待たなければならないだろう。残念ながら」と語った。
しかし、ロシアはこのパフォーマンスに満足しているようだった。ウクライナ和平プロセスの首席交渉官であるキリル・ドミトリエフ氏は、「良かった。百聞は一見に如かずだ」と語った。
トランプ大統領とプーチン大統領はアラスカ首脳会談で約3時間会談したが、いかなる合意や進展した具体的な分野についても発表することなく立ち去った。
プーチン大統領は「和平への道を開く」ことで合意に達したと述べたが、トランプ大統領は依然として意見の相違があることを明らかにし、「合意が得られるまでは合意はない」と付け加えた。
多くの人にとって不快ではあるが、写真を展示するという決定は、ロシア大統領に対するトランプ大統領のしばしば矛盾した発言に注目してきた観察者らには驚かないだろう。
2024年の選挙戦中および2期目の初めに、トランプ大統領はウクライナ戦争を1日で終わらせると約束した。時にはプーチン大統領を称賛し、時には厳しく批判した。
トランプ氏は3月、停滞している和平交渉についてロシア大統領に「非常に怒っている」と述べた。数週間後、同氏はトゥルース・ソーシャルにプーチン大統領が「完全に狂ってしまった」と書いた。
それにもかかわらず、トランプ大統領はアラスカでのプーチン大統領に対し、正式な栄誉とビースト(米大統領専用リムジン)への乗車で温かい歓迎を提供した。
ホワイトハウス当局者は米メディアに対し、外国首脳との会談を含む公のイベントで大統領の写真がホワイトハウス内で展示されるのは日常的で、こうした写真は定期的に入れ替えられると語った。
ホワイトハウスはプーチン大統領の写真の投稿について正式にコメントしていない。
テレグラフ紙、ロンドン